大人気シリーズ「花より男子(はなよりだんご)」のネクストストーリーとして話題となった「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」、イケメン男子との胸キュンが詰まった「君の花になる」など、多くの女性をくぎ付けにした恋愛ドラマを手掛ける脚本家の吉田恵里香(よしだえりか)さん。
2024年4月現在放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼(とらにつばさ)」の脚本も手掛けており、重きを置くシーンやサラッと流すシーンの書きわけが見事と話題になっています。
吉田恵里香さんといえば元レスリング日本代表霊長類最強女子の吉田沙保里さんの義理のお姉さんが同じ名前なので関連が気になりました。
そこで、吉田恵里香さんの経歴・結婚相手と主な作品について調査しました。
吉田恵里香プロフィール
吉田恵里香さんは大学在学中からQueen-B事務所へ所属しており、現在に至ります。
脚本家として憧れる人は、岡田惠和さん、坂元裕二さん、渡辺あやさん等であることをご本人が述べていました。
吉田恵里香の結婚相手はだれ?子どもは?
数多くの恋愛ドラマを手掛けてこられた吉田恵里香さんは、2020年3月に結婚されています。
(※吉田沙保里さんのお兄さんが結婚されたお相手は同姓同名で、脚本家の吉田恵里香さんとは別の方です)
結婚相手の方については公表されておりませんが、向田邦子賞を受賞した「恋せぬふたり」の筆頭エピソードとして、
とコメントしていました。
また、息子さんが一人いて、向田邦子賞を受賞した際には当時赤ちゃんだった息子さんを抱いて壇上へ登場していたのが印象的です。
妊娠中にも脚本の執筆をされていた吉田恵里香さんは、産後はあきらめの連続だったと当時を振り返っています。
「仕事柄、本を読んだり舞台を見に行ったりとインプットが大切」と感じながらも、まだ幼い息子さんの育児をしながらでは、あきらめることが多かったようです。
しかし、あきらめてばかりでは家族、そして自分のためにはならないと考え「子育てと仕事のキャパを最大限に取った残りでできることをする」という方針にしたそうです。
子育てしていると思うとおりに行かないことは多々ありますが、そんな中でもしっかり作品を仕上げてらっしゃるなんてすごいです!
キャリアと子育てというテーマは「虎に翼」でも描かれているね!
吉田恵里香の主な作品
吉田恵里香さんの作品で特に人気の作品をご紹介します。
2018年「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」
TBSで放送された『花より男子』(花男)の続編として制作されました。
F4卒業から2年後の英徳学園を舞台にC5のリーダー神楽木晴(平野紫耀さん)と、元社長令嬢で現在は庶民の江戸川音(杉咲花さん)を中心としたラブコメディーです。
2020年「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」
「チェリまほ」の略称で有名な作品。
恋愛経験のない人が「触れた人の心が読める」能力を得たらという構想と、30歳まで童貞だと魔法使いになるという都市伝説を組み合わせたラブコメディーとして制作されました。
赤楚衛二(あかそえいじ)さん演じる安達が童貞のまま30歳を迎えて人の心が読めるようになり、同期の町田啓太(まちだけいた)さん演じる黒沢の心を読んだところ、自分に恋心を持っていることを知ってしまうというお話です。
2022年「恋せぬふたり」
第40回向田邦子賞受賞作品。
他者に恋愛感情や性的欲求を持たない「アロマンティアル・アセクシュアル」のふたり(岸井ゆきのさん、高橋一生さん)がひょんなことから始めた同居生活から周囲にもたらす波紋を描いたラブではないコメディーです。
2022年「君の花になる」
公的な略称は「きみ花」。
挫折した元高校教師(本田翼さん)が、ひょんなことから崖っぷちなボーイズグループの寮母となり、彼らの夢を支え応援していくうちに自分の挫折とも向き合っていく中で、教師だったころの情熱を取り戻していくストーリーです。
高橋文哉さん、宮世琉弥(みやせりゅうび)さんなど8LOOM(ブルーム)メンバーは、期間限定のボーイズグループとしてドラマと連動した活動をしていました。
2024年「虎に翼」NHK連続テレビ小説、現在放送中
NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼(とらにつばさ)」は大正~昭和にかけて日本初の女性弁護士・裁判官・裁判所長をそれぞれつとめた三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、伊藤沙莉(いとうさいり)さん主演で2024年4月1日から放映中です。
虎に翼とは中国の思想家・韓非子(かんぴし)の言葉で「強いものにさらに強さが加わる」という「鬼に金棒」と同じ意味でつかわれる言葉です。
各週のタイトルにも「女賢しくて牛売り損なう?」「女三人寄ればかしましい?」「女は三界に家なし?」など、これ以降の週タイトルも「女」が使われそうですね。
母はる、義姉の花江のように男性をたてて家を守る女性や、主人公のファーストペンギン寅子をはじめとした明律大学女子部法科の仲間たち、男装のよねの姉など、様々な立ち位置の女性たちの生きざまとセリフにグッと心をつかまれる描写が多々あって、これからの展開も楽しみです。
先人の女性たちの努力のおかげで今がありますが、いまも「理不尽」は根強く残ってますね
ドラマの場面のひとつひとつが現代の女性たちにも「刺さる」と話題です
まとめ
多くの恋愛ドラマを脚本してきた吉田恵里香さんの作品は、登場人物たちが抱える心情の描写が素晴らしく、視聴者からも多くの高評価を得ている印象です。
とくに、胸キュンシーンは多くの作品で「キュンキュンした」と話題になっていますね。
そんな吉田恵里香さんにとって脚本は、幼いころから夢見ていた自分への一歩であり、家族との暮らしを豊かにする一歩であるそうです。
限りある時間の中で、育児・仕事・やりたいことを自分なりの考えで両立させている吉田恵里香さんの、今後の活躍からも目が離せませんね!
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