アサギマダラ(浅葱斑)は鬼滅の刃・胡蝶しのぶの蝶のモチーフと言われています。
蝶としては珍しく、”渡りの蝶”で台湾へ飛来した個体もあるそうです。
しかも、毒があるという噂も。
小さな体でものすごいパワーを秘めているアサギマダラが気になりました。
そこで、アサギマダラの
・飛来地と渡りルート
・飛来距離
・見られるピーク
について調べてみました。
アサギマダラの飛来地・渡りのルートは?
旅する蝶々「アサギマダラ」
— 庭師こ~いち (@niwashi_koichi) September 4, 2023
海を渡り2000kmも移動する渡り蝶🤗#自然 #NaturePhotography pic.twitter.com/6R9CQ89bL9
春〜夏には台湾・南西諸島から数世代で本州・北海道へ北上し、秋には逆のコースで一気に北海道・本州から南西諸島・台湾、時には中国大陸まで一世代で南下します。
春から初夏にかけて北上するルートと秋に南下するルートは異なります。
アサギマダラ目撃情報2023
今年もアサギマダラが信州方面からだと思いますが、飛来してきた。
— 愛知こどもの国【公式】 (@aichikodomo) October 8, 2023
ふわふわとした飛び方をしており今日は8頭見た。
場所は、中央広場からなかよし橋を渡って右側へ行った坂の左手の土手
当園でマーキングした個体が鹿児島で再捕獲されたこともあり、旅する蝶です。
散策に来たとき、見てください。 pic.twitter.com/get5hnPbAD
10月8日のツイートです。
信州方面から飛来したアサギマダラが愛知県で目撃されています。
初めて見たアサギマダラ🦋
— 小町 (@T2JeenSq2g2nx2G) October 7, 2023
アサギマダラが来てると言うので行ってみた🦋まだ1頭だけ、本堂の裏にボランティア活動で植えられたフジバカマはまだ下段の方しか咲いていないがこれから楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))😊🦋🦋🦋 pic.twitter.com/oqGurKu3Je
こちらは10月7日、埼玉県秩父地方です。
ちなみに私は神奈川県の南西部在住ですが、9月下旬に家族が見かけた!と言っていました。
関東~東海は今ごろがピークになるのではないでしょうか?
ただ、我が家に呼び入れようと植えたフジバカマの花はもう終わってしまいました。
「旅するチョウ」鮮やかに 宇和島にアサギマダラ飛来(愛媛) 【愛媛新聞】 #宇和島市 #商店街・商業施設 #かんきつ https://t.co/Aa8xgcCwmb
— 愛媛新聞社 (@ehime_np) October 16, 2023
10月16日の愛媛新聞のツイートによると、宇和島で姿が確認されています。
南下はだいぶ進んでいるようですね。
アサギマダラの飛来距離ってどのくらい?
移動距離と速度:アサギマダラは、渡りの途中で海を渡ることもあります。
その時の移動距離は、最高で約2500キロメートルにもなります。
これは、東京から沖縄までの距離よりも長いです。
また、一日あたりの移動速度は、最高で約200キロメートルにもなります。
これは、自動車で高速道路を走るような速さに相当します。
アサギマダラがこんなに速く飛べるのは、海の上の気流や風を利用しているからだと考えられています 。
アサギマダラの渡りが見られるピークはいつ?
秋の渡りのピークは10月~11月ごろになります。
アサギマダラの飛来は、フジバカマが開花するころから、気温が18℃~24℃の雨の降らない日に多く見られるようです。
- 南下と北上:アサギマダラは、秋になると日本本土から南西諸島や台湾などに向かって飛びます。これを南下と言います。逆に、初夏から夏にかけては、南の島から日本本土に戻ってきます。これを北上と言います。南下や北上の個体は、多くの場所で観察されています 。
- 越冬と羽化:アサギマダラは、冬の間は洞穴などで休眠します。これを越冬と言います。越冬する場所は、南西諸島や台湾などの暖かい地域が多いですが、日本本土の太平洋沿岸や中四国・九州などでも見られます 。越冬した個体は、春になると活動を再開し、繁殖します。繁殖した卵から孵化した幼虫は、ガガイモ科の植物を食べて成長し、成虫になります。これを羽化と言います。羽化した個体は、秋になると南下します 。
さいごに
アサギマダラの渡りは、まだまだ不思議がいっぱいです。
研究者たちは、放蝶や捕獲などの方法でアサギマダラの行動を調べています 。
我が家でもアサギマダラに立ち寄ってもらいたくてフジバカマを植えました。
秋の飛来のピークはもうすぐです。
アサギマダラは人を怖がらないので、写真を撮るチャンスは存分にありそうです!
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