台風が日本に近づいてくると、レジャーだけでなく交通機関の乱れにより通勤通学にも大きな影響が出てしまいます。
でも「台風のたまご」が発生したことが早くわかれば、避難する場所や経路を事前に確認しておくことで万が一の際にスムーズに避難することができます。
また、たまごの情報を正確に把握することで、農作物や建造物への被害を最小限に抑えることも可能です。
このように、台風のたまご情報をいち早く確認することによって私たちの生活や命を守る手助けとなるのです。
そこでこの記事では
・Joint Typhoon Warning Center(米軍台風警報センター)
・ECMWF(欧州中期予報センター)
・Windy
・気象庁
などの情報源を活用して、最新の台風たまご情報や今後の日本の天気について調査し、ご紹介しています。
「台風のたまご」とは
台風が発生する前に起こる小さな低気圧のことであり、それが成長して台風となります。
台風のたまごの発生や成長は、気象学の専門家が観測や予測を通じて監視しています。
発生しやすい場所は
・海面水温が26.5℃以上
・北緯5°から25°付近
発生しない場所は
・赤道付近(転向力が小さいため)
・陸上
東アジア地域は以上の条件をふまえると非常に台風が発生しやすいといえます。
まず、JTWC(米軍合同台風警報センター)のデータを見てみましょう。
JTWC(米軍)による台風たまご現在地・進路予想図の見方・時差について
Joint Typhoon Warning Center(米軍合同台風警報センター)は、アメリカ合衆国国防総省の機関であり、アジア太平洋地域の台風情報を提供しています。
JTWCが発表する台風情報は、一般の人々も利用できます。
情報は通常6時間ごとに更新されますが、注意点として、時刻表記が協定世界時(Z)であり、日本時間に直すには9時間を加える必要があります。

・赤矢印“TD14W”は台風14号コイヌです。
地図上に表示されている円の色分けは
・黄色の円(LOW)→ 24時間以内に台風になる可能性が低い
・オレンジ色の円(MIDIUM)→ 台風になる可能性は高いが24時間以上かかる
・赤色の円(HIGH)→ 24時間以内に台風になる可能性が高い
・水色の円(SUB TORPICAL)→ 台風と熱帯低気圧の間
・赤矢印→熱帯低気圧または台風
数字の前にある記号の意味は
・TD 温帯性低気圧・熱帯低気圧(最大風速11m/s以上)
・TS 台風(最大風速17m/s=34ノット以上)
・TY 強い台風(最大風速32m/s以上)
・STY スーパー台風(最大風速67m/s以上)
・RMNTS 台風の名残、痕跡
※風速とノットの変換は気象庁に表が載っています

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ECMWF(欧州中期予報センター)による台風たまご現在地・進路予想図の見方
EMCWF(欧州中期予報センター)では、10日間の予想天気図を確認できます。
一般のアクセスも可能で、世界一の数値予報精度と言われています。
色の濃さと渦(「L」という低気圧)で視覚的に台風の強さを確認することができます。
①EMCWF Mean sea level pressure and 850 hPa wind speed を開く
②画面左側のBase timeは予想の起点時間となります(図だと2023/09/18月曜0:00を起点としている)

③予報対象の日時を選ぶ(日本時間に換算するには+9時間)

④エリアをヨーロッパから東アジアに変更する

下の画像は9月30日0:00の東アジア地域の天気図です。

同時刻のエリアを東南アジア地域に変えてみました。


日本では17m/s以上の風速がある熱帯低気圧は台風と認定されるので、カラーバー(上の画像)の黄緑より右側の色がついていれば注意が必要です。
ECMWFの日本との時差
ご自身でECMWF(ヨーロッパの予想)を閲覧される際には、画像の下部の目盛上で手動で●を動かすと確認したい日時の予想天気図が見られます。その際には日本の時間から9時間を引いてください。
例:9月7日15:00の天気図を見たい場合→Thu 07 Sep 2023 06 UTC(+78)に合わせる


Windyによる台風たまご現在地・強さ・進路予想の見方
Windy(ウインディ)は、米軍やヨーロッパの情報を基に世界中のリアルタイムの気象データや台風の現在地を提供するチェコ発の人気のウェブサービスで雨、風、温度など天気に関するあらゆる情報が見られます。
windyの右上にあるアイコンで「風」「雨・雲」「気温」と画面の切り替えができます。
①風の向き、強さ
②雨の様子
③海水温
熱帯から亜熱帯海域の暖かい海上(海面水温が26.5℃以上)で、台風が発生するといわれています。
海水温の色分けは以下の画像の通りです。
↓↓↓

windyは、ヨーロッパの予想やアメリカの予想を元に作られています。
ヨーロッパとアメリカとで予想が異なる場合があります。
▼こちらは9月30日7:00の天気図です。

windyハリケーントラッカーで見た進路予想図
Windyの画面右側のアイコンにある「ハリケーン」をクリックすると、台風や熱帯低気圧の進路予想が見られます。


複数ある場合は、画面左のリストから見たい台風や熱帯低気圧の名前をクリックすると切り替えができます。

ハリケーントラッカーで見た台風14号コイヌの進路予想図です。
来週火曜~水曜に先島諸島にかかる進路となっています。
このほかに台風たまごは確認できません。

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気象庁の実況天気図による熱帯低気圧の配置や強さ
気象庁の実況天気図です。
当記事では台風のたまごを米国やヨーロッパなどの各国シミュレーションで追っていますが、台風になり日本に接近する可能性がある場合は日本の気象庁の天気図の方が進路予想の精度は高いです。

9月29日21:00の気象庁実況天気図です。
現時点で日本近海に台風のたまご・熱帯低気圧は確認できません。
きょう午前中は西日本など晴れ間の出るところがありますが、前線を伴った気圧の谷の影響で全国的に天気は下り坂となるでしょう。関東甲信や東北南部は朝からにわか雨のところがあるでしょう。午後は日本海側から雨雲がかかり、夜には広い範囲で雨となる見込みです。四国~東海の太平洋側も昼頃から所々でにわか雨がありそうです。局地的に雨脚が強まる見込みで雷にも注意が必要です。洗濯物の外干しなどご注意ください。気温は平年より高く、日中は少し蒸し暑いでしょう。[2023-09-30 06:56:01 更新]
https://www.bioweather.net/
飛行機・新幹線のリアルタイム運行状況
リアルタイムの運行状況は以下のリンクからご確認ください。
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まとめ
現時点では台風17号は発生していませんが今後、まだ台風が続々発生する可能性は高いので、豪雨や台風に備えた対策をしっかり講じましょう。
なお、様々な気象情報を使って簡単に台風予測をすることが可能です。
参考にしたサイトをまとめましたのでご活用いただければ幸いです。
JTWC(米軍合同台風警報センター)https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)http://www.ecmwf.int/
Windy https://www.windy.com/
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