11月も半ばに差し掛かり、朝晩冷え込むようになりましたが日中に汗ばむくらい気温が上がることもあり、秋が終わったのか終わっていないのかよくわからない陽気ですね。
例年でいえば台風シーズンも去ったと思いきやまだ安定しておらず、油断はできません。
台風のたまごをいち早く確認することは、台風への備えとして非常に重要です。
そこでこの記事では
・Joint Typhoon Warning Center(米軍台風警報センター)
・ECMWF(欧州中期予報センター)
・Windy
などの情報源を活用して、最新の台風たまご情報や今後の日本の天気について調査し、ご紹介しています。
「台風のたまご」とは
台風が発生する前に起こる小さな低気圧のことであり、それが成長して台風となります。
台風のたまごの発生や成長は、気象学の専門家が観測や予測を通じて監視しています。
まず、JTWC(米軍合同台風警報センター)のデータを見てみましょう。
台風17号たまごJTWC(米軍)による現在地・強さ・進路予想
Joint Typhoon Warning Center(米軍合同台風警報センター)は、アメリカ合衆国国防総省の機関であり、アジア太平洋地域の台風情報を提供しています。
JTWCが発表する台風情報は、一般の人々も利用できます。
情報は通常6時間ごとに更新されますが、注意点として時刻表記が協定世界時(Z)であり、日本時間に直すには9時間を加える必要があります。

・黄色の円“RMNTS17W”はJTWCの基準によると「台風・熱帯低気圧の跡」となります。
・赤色⇒“TC022P MAL”は台風17号としてカウントされません。
図の見方は
・黄色の円(LOW)→24時間以内に台風になる可能性が低い
・オレンジ色の円(MIDIUM)→台風になる可能性は高いが24時間以上かかる
・赤色の円(HIGH)→24時間以内に台風になる可能性が高い
・水色の円(SUB TORPICAL)→台風と熱帯低気圧の間
・赤矢印→熱帯低気圧または台風
TD 温帯性低気圧・熱帯低気圧(最大風速11m/s以上)
TS 台風(最大風速17m/s=34ノット以上)
TY 強い台風(最大風速32m/s以上)
STY スーパー台風(最大風速67m/s以上)
※風速とノットの変換は気象庁https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kansanhyo.htmlに表が載っています

こちらが米軍によるTD17Wの進路予想です。
「最終警報」となっています。

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台風17号たまごECMWF(欧州中期予報センター)による現在地・強さ・進路予想
EMCWF(欧州中期予報センター)では、10日間の予想天気図を確認できます。
一般のアクセスも可能で、世界一の数値予報精度と言われています。
色の濃さと渦(「L」という低気圧)で視覚的に台風を確認することができます。
下の画像は11月12日21:00東アジア地域の天気図です。

▼同時刻東南アジア・インドネシア地域の天気図です。


日本では17m/s以上の風速がある熱帯低気圧は台風と認定されるので、カラーバー(上の画像)の黄緑より右側の色がついていれば注意が必要です。
米軍天気図上にあるTC02Pの方が風速がありますが、こちらは南下していく進路となっています。
TD07W(台風17号たまご)はフィリピンの方へ向かう進路となっていますが、現時点では緑の濃いエリアはありません。
スマホからECMWF(ヨーロッパの予想)を閲覧される際には、EMCWF Mean sea level pressure and 850 hPa wind speed を開いてください。

スマホから見る場合は、赤く囲った箇所をタップして、エリアを選択します。

Eastern Asia を選択します。
Valid Timeを見たい日時に動かしてみてください。
その際には日本の時間から9時間を引いてください。
(例:9月7日15:00の天気図を見たい場合→Thu 07 Sep 2023 06 UTC(+78)に合わせる)


台風17号たまごWindyによる現在地・強さ・進路予想
Windy(ウインディ)は、米軍やヨーロッパの情報を基に世界中のリアルタイムの気象データや台風の現在地を提供するチェコ発の人気のウェブサービスです。
雨、風、温度など天気に関するあらゆる情報が見られます。
台風の接近に備え暴風や高波に厳重に警戒し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。早めの台風対策が必要です。
①風の向き、強さ
②雨の様子
③海水温
熱帯から亜熱帯海域の暖かい海上(海面水温が26.5℃以上)で、台風が発生するといわれています。
現時点でかなり台風が発生しやすい状況と言えます。
windyの右上にあるアイコンで「風」「雨・雲」「気温」と画面の切り替えができます。
米軍天気図の赤い円91Pと赤矢印TD17W(台風17号たまご)の進路予想は次の「ハリケーントラッカー」で紹介します。
windyハリケーントラッカー
画像はwindy(ウインディ)リアルタイムのデータです。
海水温の色分けは以下の画像の通りです。
↓↓↓

また、Windyの画面右側のアイコンにある「ハリケーン」をクリックすると、進路予想が見られます。


複数ある場合は、画面左のリストから見たい台風や熱帯低気圧の名前をクリックすると切り替えができます。

上の画像はTD17W・台風17号たまごの進路予想です。
フィリピンを抜けて、台湾や沖縄方面に向かう可能性が出てきました。

ソロモン諸島沖にある91Pは、南下していく進路となっています。
気象庁のリアルタイム天気図

気象庁による、TD07W(台風17号たまご)の実況天気図です。

きょうは西・東日本は冬型の気圧配置が次第に緩み、高気圧に覆われて晴れる見込みです。なお、北陸では夜にかけて雨が降りやすい天気が続くでしょう。北海道では冬型の気圧配置が残り、日本海側を中心に時々雪が降る見込みです。夜は九州や四国と関東の沿岸部や北陸は気圧の谷や低気圧の影響で雨が降り出すところがある見込みです。今朝は九州や中国の山間部でも氷点下の気温になりました。日中の気温は西・東日本では太平洋側で15℃を少し超える程度、北陸では15℃以下、北海道では5℃前後で11月下旬並みになる見込みです。[2023-11-14 13:17:46 更新]
https://www.bioweather.net/

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飛行機・新幹線のリアルタイム運行状況
リアルタイムの運行状況は以下のリンクからご確認ください。
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まとめ
現時点では気象庁は台風17号発生とみなしていませんが、豪雨や台風に備えた対策をしっかり講じましょう。
なお、様々な気象情報を使って簡単に台風予測をすることが可能です。
参考にしたサイトをまとめましたのでご活用いただければ幸いです。
JTWC(米軍合同台風警報センター)
https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)
http://www.ecmwf.int/
Windy
https://www.windy.com/
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